症例ギャラリー
No.8 かみ合わせ検査と咬合調整のみで症状を改善したケース
はじめの相談内容 | 朝起きた時と夕方時に奥歯と顎にじわっと痛みを感じる。また、半年前に他院で右下の歯にセラミックを入れたが最近咬むと痛い。かみ合わせを見てほしい。 |
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治療内容・ 説明 | 36歳女性。初診にて、問診後CTかみ合わせの検査・お口の筋肉の触診検査を行った。診断模型より、右下の4本の歯(セラミックの歯も含む)に過大な咬合干渉があった。咬合調整はこの過大接触部位のみ行い、全体の歯が均等に咬むように調整を数回繰り返す。かみ合わせが低くなるような調整をしてはならない。診断の咬合器がなければこのような厳密な咬合調整は不可能である。本ケースの治療は調整の1日のみ。1週間後には顎の違和感は消え、顎の筋肉の疲労感もなくなった。寝る時のみ、マウスガードの使用をお願いした。半年後の検診でも経過は良好であった。 |
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フェイスボウトランスファー
頭蓋骨に対する上顎の位置を測定。
本来あるべき下顎の位置を診断機器(咬合器)で知るために必要なプロセス。 -
口腔内写真
矢印の先の歯は咬合干渉により摩耗してしまっている。
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咬合面観(右下)
咬耗により丸みを帯びている歯(グレー矢印)
赤矢印は他院で入れたセラミックの歯 -
咬合器での正面像
フェイスボウトランスファーで測定した位置に基づき、生体と同じ位置づけで診断模型を咬合器に固定
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診断模型(上顎)
右 左黒い点が咬んでいる箇所。
全体的に(前後左右均等に)黒い点が分散されて着くことが理想。 -
咬合チェックシート(下顎)
右 左咬合器に固定した診断模型のかみ合わせの状況を図面に書き起こし、実際の口腔内調整前に図面確認した。
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診断模型(下顎)
右 左咬合チェックシートでの解析に基づき、事前に診断模型にて咬合調整を実際に行い、シミュレーションした上で治療を行った。
治療期間 (所要時間) |
1ヶ月(来院3回) |
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治療費※ | TOTAL¥77,000 + tax |