症例ギャラリー
No.25 かみ合わせ治療と銀歯除去してジルコニアクラウンへ(包括的・総合治療ケース)
はじめの相談内容 | 顎がガクガクする。最近かみ合わせがしっくりこない。銀歯を白くして、全体の治療を希望。 |
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治療内容・ 説明 | 50代男性。多くの歯が治療されており、歯の並びや高さの乱れがあり、それによりかみ合わせがかなり不安定な状態だった。矯正治療は希望なし。 最近は特にかみ合わせの違和感がひどく、また、朝起きた時の口の中が金属のようなにがい味がするのが気になり、金属を外した方が良いのかと思っていたとのこと。 まず、かみ合わせ検査と顎関節検査より、かみ合わせが左にズレながらやや低い状態になっていて、顎関節も大きく前に引っ張られ、筋肉疲労も起きていた。 咬合の再構成が必須であり、包括的・総合治療となった。 治療後は月に一度のメインテナンスで、スペシャルクリーニングとレーザー処置、かみ合わせと顎関節のチェックを行っている。下の前歯4本は天然歯で、歯石が付きやすい+やや傾斜移動が見られる。経過の中でバックアップを行う。 |
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1-1. 初診:口腔内写真(右側)
歯の長さや歯列に乱れがある。奥歯にはメタルクラウンが多く入れられている。
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1-2. 初診: 口腔内写真(右正面)
かみ合わせが深くなっている。クラウンの多くが不適になっていた。
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1-3. 初診: CT-TMJ顎関節
顎関節のCTより詳細を分析する。特に右側の顎関節は下前方へ引っ張られている。左顎関節は後下方へズレているのがわかる。
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1-4. 初診:CT Volume Render View 歯牙レベル(右側・顎関節)
画像に示した赤丸部分、下顎頭が前下方へやや引っ張られている。
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2-1. 治療後: 口腔内写真(右側)
メタルクラウンを外し、ジルコニアクラウンへ。また、かみ合わせの再構築により、初診時と比べ(画像1-1.)歯の高さの乱れが改善されている。
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2-2. 治療後: 口腔内写真(右正面)
メタルクラウンを外し、ジルコニアクラウンへ。また、かみ合わせの再構築により、初診時と比べ(画像1-1.)歯の高さの乱れが改善されている。
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2-3. 治療後:CT- TMJ顎関節
右顎関節はおおよそ平均的な位置に戻っているのがわかる。
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2-4. 治療後:CT Volume Render View 歯牙レベル(右側・顎関節)
初診時(1-4.)に比べ、下顎頭の位置が上後方に移動しているのがわかると思う。
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3-1. メインテナンス(クリーニング・歯肉ケア・咬合チェック・顎関節チェック)
総合治療後のメインテナンス時(正面写真):咬合は非常に安定している。右上の歯が磨きにくい様子(右利きの人は右上が磨きにくい)、毎回右上前歯に歯肉炎がおきている。そのため、歯ブラシは右側から磨いてもらうようお願いした。
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3-1. メインテナンス(クリーニング・歯肉ケア・咬合チェック・顎関節チェック)
左側はインプラントが上下に合わせて5本入っている。天然の歯と違い咬む力に対して柔軟性がないため、定期的なチェックが必要。クリーニングの方法が異なる。
治療期間 (所要時間) |
1年7ヶ月 |
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治療費※ | TOTAL¥6,000,000〜+tax |