『歯科ドック』受けたことありますか?
もしあるという方がいらしたら、かなりの歯ケアの上級者!
まだまだ馴染みはないですが、人間ドックと本質は同じ、目的は同じです。
口腔内の問題の早期発見、健康維持・回復を目指すものです。
ドック自体、賛否両論ありますが、
自分の見えない部分の変化や気づいていないことを教えてくれる
それが、人間ドック・歯科ドックだと思っています。
日々酷使している身体と歯ですから、毎年の自分の身体の変化と状態を、
きちんと見てもらい、自分で知ってあげる必要がありますよね。
私は毎年人間ドックを受けていて、今年で12年になります。
半日拘束、空腹、費用全額自己負担、年ごとにオプションを追加、変更したり、
年齢と共に必要な検査も増えて面倒ではありますが、
それでも早期に発見されたおかげで、数日の入院と軽度の治療で済んだ病気が、私は実際にありました。
年々増える悪玉菌や様々な数値を見比べることでも、
日々の生活改善につながるための「何かを変えるきっかけ」になる気もします。
私には、生きる上では必要な検査だと思っています。
ドック意味があるの?!面倒だな。でも、受けてて良かった!と思える時のために。
人間ドック・歯科ドック、これからセットで受けてほしい検診です。
歯医者は歯が痛くなったら行く場所ではもはやなく、歯を守るために行く場所(選択によりけり)へと変化しています。
たとえ今、歯やかみ合わせに何の症状もなく問題がないと思っていても、
実際に自分の口の中、歯の状態、歯並び、骨格、かみ合わせ、顎関節の形や動き、
実際には見えていない(見ることができない)部分を見て知る機会を得る健診が、非常に重要です。
なぜなら、問題の多くは隠れた部分にあるからです。
だからこそ、年に一度、精密な歯科健診=歯科ドックを受けることには価値があります。
いったん自分の状態を知ったら、次に、自分に必要な方法を選び、治療や予防をしていけば良いのです。
もちろん、何もしなくても良い人もいるでしょう。
見えているものだけを鵜呑みにせず、見えない部分も確認してみる。
本当の予防につながります。
自分を覗き込む…少し怖いようで、実は興味がおありですか?
都内の某国立大学でも、2015年から歯科ドック健診が開設されており、
大学病院ならではの検査、歯周病菌・むし歯菌のPCR検査、口臭検査、
口腔内3Dスキャナーを用いた3次元画像撮影などが揃っているようです。
そのドックの流れと内容、私には気になる点がありました。
その検査意味あるの?思わずツッコミたくなるものがチラホラあり…
そう、歯科ドックも、一般的なむし歯の有無や歯周病のリスクだけでは意味がなく、根本的解決になるように有効で必要な機能的検査をすべき。
では、有効な歯科ドックの内容とは?
次のコラムで。
虎ノ門デンタルプラクティス
長坂ヒロコ