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7歯科医療のあり方を考える

Next Stage of Dental Care in Japan

虎ノ門デンタルプラクティス(神谷町)自由診療 審美歯科 かみ合わせ 無痛治療

「あなたにとって上手な(良い)歯医者とは?」というあるアンケートで、

「治療が早い」という回答が多かったそう。

理由は、口を開けてることがつらいし、とにかく歯医者は嫌、さっさと帰りたい場所だからなのでしょう…


治療や作業が一定のスピードで行われることは当然に必要ですが、

時間を基準に良い上手いを決めるのは、時代的にはナンセンスである、というのが私の意見。

なぜなら、本来の治療の目的は審美的・機能的に長続きする治療をすることだから。


ここで、様々な歯科治療の中でも、一般的でありながら非常に繊細な治療の一つ「修復治療 (※)」を一例にお話ししたいと思います。

歯にむし歯があった、歯が欠けた、銀歯を外して白くしたいなどの修復治療、

実際は非常に技術が必要で時間を要する繊細な治療になります。

保険治療で行うプラスティックの詰め物とは材質や接着方法が全く異なるため、とても技術が必要で、

それゆえに治療後の耐久性や美しさは長続きします。


(※)  修復治療は世界的な流れで、歯を極力削らないダイレクトボンディングという接着歯科治療法が一般的になってきています。


とにかく使う材料が多い!

トップの画像(写真)は私が普段使用している一部ですが(多くは1回使用のみの使い捨て)、

これら様々なものを、個々の歯の形態、高さ、幅、厚み、ふくらみ、凹凸、

歯の色(一本の歯も箇所によって色は異なりグラデーションで混じり合っています)に合わせて選択、使用していきます。


むし歯を完全に除去し、歯の歯質はできる限り残す、

単純にむし歯を取っているわけではなく、形態を考えながら削ります。

歯は絶対に乾燥させた状態で修復する必要があるため、ラバーダム防湿は必須。

防湿だけでなく、感染防止、誤嚥防止、接着力向上、患者さんの喉の乾燥を防ぐことにも有効で、

ラバーダムは良いことずくめ。


咬合調整後、仕上げ磨きは4ステップでツルツルになるまで行います。

これによりプラークが付きにくい表面になり、口臭予防にもなります。


この一連の治療、歯の本数や歯の形態にもよりますが、

実際、1時間半から2時間は必要になります。(ケースにより3時間になることも)


もし再発のない適切な治療を望むとしたら、十分な治療時間、

そして技術とより良い材料への費用は必要になってきます。

未だ、歯科保険診療では、必要なひと手間の治療はおろか、

良い材料や長期的に安定する治療は残念ながら難しいのが現状です。


歯は常に何かを食べたり飲んだり、無意識にかみ合ったり、過酷な環境下にあるからこそ、

より材料の選択や、細部のひと手間、スキルが重要になります。

必要な時間をかけ、丁寧に治療をし、安全な良い材料で治療を行えば、

良い状態は長くキープされ、定期的なメンテナンスをすれば、なおさらキープできる。


それでも早く終わることが良いですか?上手な歯医者だと思うでしょうか?


保険診療の早い安い治療と、自由診療の本当の違いは、

治療の技術と知識、治療にかけるプロセスや時間、材料材質、

そして審美的・機能的に長続きする治療かどうかにあります。


考え方や選択は様々です。最後は、あなたが何に優先順位をおき、何を望むかです。


以上を踏まえ、私が思う「上手な(良い)歯医者」とは、

 ① 「後々の結果に大きな影響を及ぼす部分にまで時間をかけて取り組み、予後を考え細部まで真剣に対応する。」

   (代表的例 : ラバーダムの使用、レーザー照射の併用、仮歯は歯肉の安定を図る適合良いものを入れる、

    常に変化するかみ合わせのバランスを確認する。など)


 ② 「個々の歯の形態、さらには色調にも配慮した材料・器具の使い分けができている」


 ③ 「優しくお口に触れ、器具や自分の指で痛みを与えない、患者さんの治療中の苦痛を可能な限り排除する配慮ができている」


 ④ 「事前の十分な説明に加え、口の中は見えないからこそ、写真をきちんと撮る、動画を撮る、それをシェアする」


これらの配慮とひと手間が、治療の成功と患者様の安心感や心地よさに繋がり、

このような誠実な歯医者さんであれば、信頼して治療を受けられると思います。


治療は時間がかかることが多いけど、信頼できるし、丁寧な治療をしてくれる、

ユニットは案外心地いいし、口を開けているのもどうにか頑張れる。


そう言ってくださる患者様、私はいつも本当に感謝しています




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