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症例ギャラリー

No.12 完全に埋伏した親知らずの難抜歯ケース

はじめの相談内容

親知らずを抜いてほしい。

治療内容・
説明

左下の親知らずは完全に骨の中に埋まっており、かなり神経に近い位置にあることが分かる。CTでさらにいろいろな角度から位置の確認とシュミレーションをする。
明確で安全な抜歯を行うためにはこのようなCTでの診査は必須で重要なことである。
本ケースは、歯の根の先(根尖)が極めて深い部位、神経管とおおよそ接触している位置にあった。(癒着の可能性)
そのため、これ以上の侵襲は非常に危険と判断し、最後はゆっくりギリギリまで根尖を削り落とし、レーザー照射で凝固止血と無菌処置(感染防止)後、終了とした。
埋伏歯(完全に骨の中に入っている親知らず)は、位置によっては無理をして抜くことで非常に危険な状況になり得ることもあるため、術中の判断が非常に重要だと思っている。
患者様に説明と同意を得て、今後さらに経過を見ていく。写真 1-2. 抜歯後 Volume Rendering 左 3/4 View を見て欲しい。根の先の一部を神経のギリギリの位置で残している。なお、このようなケースも完全な止血と感染防止のためにレーザー照射が非常に役立つ。抜歯後1カ月半経過時点で、問題なく経過している。

治療期間
(所要時間)

1時間50分

治療費

¥38,000+tax

※本症例掲載時(2021年3月末)の金額を記載

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